講演スライドの縮小版PDFがダウンロードできます.参加者は各自印刷・当日持参して下さい. |
動物行動学南の学校とは? |
動物行動学はニコ・ティンバーゲンが「4つの問い」で研究アプローチを整理し、それらの相補性を説いて以来、総合的生物学のモデルケースであり続けています。実際に、日本動物行動学会では開設以来年次大会では、行動生態学、生理学、ニューロエソロジー、動物社会学、心理学、遺伝学、進化学、数理生物学など、動物の行動に関するあらゆる分野の発表がみられてきました。共通の特定材料生物種を扱うわけではない学会でこのようなアプローチの多様性が見られるのは異例といえるでしょう。しかしその一方で、教育的な試みはあまり行われてきませんでした。これは動物行動学者の強みである総合力の育成に好ましいことでありません。なぜならキャリアの浅い若手研究者は個別分野内で切磋琢磨することで精一杯になりがちだからです。そこで沖縄大会では若手参加者を主な対象にした、動物行動学に関する学校を企画しました。初回にあたりターゲットとなるサブ領域は、行動生態学、神経行動学、行動心理学としました。講師陣はこれらの分野で当代世界一線で活躍される方々で贅沢とさえといえます。若手の方はこの機会をお見逃しなく。 |
日時 |
2010年11月20日(土)9:30-12:00(9:00 入場開始) |
講師陣 |
行動心理学 岡ノ谷 一夫 (東京大学生命環境科学系)フルバージョン 4.5Mb ニューロエソロジー 松島 俊也 (北海道大学理学部)1.4Mb 行動生態学 辻 和希 (琉球大学農学部)0.7Mb 講演パワーポイントの縮小pdfがダウンロードできます.当日配布予定の部数に は限りがありますので,参加者は各自印刷し当日持参下さい. |
参加者に理解し考えていただきたいこと |
これらは何を明らかにする事を目指すどんな分野なのか? これら3分野相互の関係は? 分野を超えて議論しあうことの自分の研究へのメリットはなにか? |
受講登録 |
「動物行動学南の学校」を受講するには、動物行動学会会員になる必要はありませんが,大会参加費をお支払いいただいて
第29回日本動物行動大会に参加登録する必要があります.登録の際に備考欄に「学校参加」とご記入下さい.備考欄に記入
されなかった方も参加可能です. 詳しくは「参加/講演申し込み」ページをご覧下さい。 |