行動学会 MailNews (60) 9 October 2008 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメールマガ ジンです。 *************************************************************           CONTENTS ・「日本バイオロギング研究会第4回シンポジウム」のご案内 ・学会賞について、御意見を引き続き募集しています ************************************************************* ・「日本バイオロギング研究会第4回シンポジウム」のご案内   来る11月15-16日に,日本バイオロギング研究会第4回シンポジウムが,長崎 大学坂本キャンパスにて開催されます。 テーマは,「環境変動と大型海産魚類の応答:バイオロギングの貢献と課題」です。 開催要領を以下に記します。多くの皆様方のご出席をお待ちしております。 ================================================================ 日本バイオロギング研究会第4回シンポジウムin 2008 「環境変動と大型海産魚類の応答:バイオロギングの貢献と課題」 主催:日本バイオロギング研究会・長崎大学 共催:長崎水産研究三機関連絡会議 コンビーナー:河邊玲(長大環東シナ海セ)征矢野清(長大環東シナ海セ) 日時:2008年11月15日(土)、16日(日) 会場:長崎大学坂本キャンパス・良順会館 <趣 旨> すでに顕在化しつつある地球環境変化に対して、水圏を高度に利用する人類に と って海洋生物がどのように応答し、新たなる変化を引き起こすのかを精査 することは 21世紀の科学にとって最も重要な課題の一つである。例えば、北 太平洋においては、低気圧の通過や台風の発生と移動など気象現象による 湧 昇が生物生産を高めているという観測例が報告され始めた。環境変動によっ て、こ れら生物生産の高い海域に高次捕食動物が偏って分布する可能性も示 唆されている。 本シンポジウムでは、環境変動に対して温帯・亜熱帯域を中 心として大型魚類の応答 行動に関する最近の研究事例を取り上げ、最新のバ イオロギング技術を駆使した成果 から、更なる研究展開に必要な諸条件の抽 出を試み、今後の研究の方向性を探ること を目的とする。 <プログラム> 11月15日(土) 【午前:学生一般講演(9:30-11:30)】 6演題予定(1題20分) 11:30 - 12:40 昼 食 【午後:シンポジウム(13:00-16:00)】 13:00 - 13:05     趣旨説明  河邊玲(長大環東シナ海セ) 13:05 - 13:30     九州に来遊するジンベエザメの衛星追跡  中野秀 樹(遠洋 水研) 13:30 - 13:55     高度回遊性魚類の分布・回遊に影響を及ぼす水温構 造変動   北川貴士(東大院新領域/海洋研) 13:55 - 14:20     水塊構造の年変動がミナミマグロ未成魚の回遊に及 ぼす影響   藤岡紘(長大院生産) 14:20 - 14:35     休 憩 14:35 - 15:00     東シナ海北部海域におけるシイラCoryphaena hippurusの遊 泳行動の季節変化  古川誠志郎(長大院生産) 15:00 - 15:25     国産初のアーカイバルタグの開発  木村幹也(ア レック電子) 15:25 - 15:55     大村湾から東シナ海へ:長崎県水域における産卵期 ヒラメ成 魚の移動推定  安田十也(京大院情報) 15:55 - 16:00     閉会挨拶  中田英昭(長大水) 【ポスターセッション(16:00-17:00)】 【ナイトセッション(18:00-20:30)】 場所:稲佐山観光ホテル (当日受付あり) 11月16日(日) 【サテライト勉強会:10:00-12:00】 時系列行動データの解析に関する勉強会:加速度エソグラム作成による動物行 動計量分析 1.エソグラファーの使い方    坂本健太郎(北大院獣医) 2.時系列データ解析について  島谷健一郎(統数研) (備考)参加者はIgor ProとEthographer(研究会HPマクロライブラリーからダ ウン ロード可能)をインストールしたPCを持参ください ************************************************************* ・学会賞について、御意見を引き続き募集しています 上田会長からのお知らせです。 「学会賞の設立について、まだご意見(アンケート)をお寄せいただいていな い会員の皆さま。是非、ご意見をお聞かせ下さい。 事務局アドレス (Web公開用に省略)  宛にメールで返送頂ければ幸いです。  今年中に方向を決めて、なるべく早く実現したいと考えています。」 ****** end of Japan Ethological Society MailNews (60) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)