行動学会 MailNews (48) 12 Septembert 2007 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。今号は会費に関するアンケートです。 *************************************************************           CONTENTS ・会費値上げについての意見募集 *************************************************************        会費値上げについての意見募集                            2007年9月11日 日本動物行動学会会員の皆さま 会費値上げについて、ご意見をお聞かせ下さい   (アンケート)  台風一過、秋の気配が感じられる季節になりました。会員の皆さまはいかがお 過ごしですか。  さて、行動学会からアンケートのお願いです。  Journal of Ethologyの国際化への努力によって、Impact Factorが2004年 0.578、2005年0.755、 2006年0.877と格段に向上する一方、投稿数も急増し (2006年で約100本、現在も増加中)、受理率約50%と厳しい審査にも関わらず、 受理論文が蓄積してくるといった状況で、すでにSpringerのオンラインファース トにアップされている論文でも、その印刷は1年先になるという、雑誌の質の向 上という側面では嬉しい悲鳴をあげざるを得ない状況に至っています。  しかしその一方で、ページ数の増加(2006年は310頁、2005年に比較してほぼ 100頁(!)の増加)は、必然的に印刷出版費にはねかえってきています。2006 年は幸いにしてこの増ページ分に関しては、Springer側の都合で学会としての負 担は発生しませんでした。また科研費の出版助成(130万円)が、ここ2年、連続 して採択されているので、学会会計全体として赤字になることは避けられていま す。  しかし、この出版助成が将来にわたって毎年確実に得られる保証はありません。 大きな問題は、すでに現在の時点で、印刷費が会費収入を上回っていることです (添付資料1参照)。2007年度は、増ページ分が印刷費に含まれるため、印刷費 は会費収入をさらに大幅に上回ってしまいます。  この事態に対処するために、運営委員会では、会費の値上げを検討中です(対 象は一般会費。学生会員の会費については、現行のままにした方が学会にもプラ スになるという意見が多数を占めています)。もちろん、現在の状況への対策に ついては、会費値上げ以外にも、いろいろな取り組みを考えています。たとえば 論文審査を厳しくして(受理率を下げて)、そんなに増ページしなくてもすむよ うにする(現行の年3号、300頁以内に抑える)。同時に、冊子体の配布を希 望しない会員を設けて、印刷費と郵送費の削減を図る。会員を増やして会費収入 の増加をはかるとともに、会費納入率を高めるなど(添付資料2参照)、さまざ まな方策が考えられます。  この問題について、会員の皆さまの率直なご意見をお聞かせください。このア ンケートはとりあえず行動学会のMail newsをお届けしている会員にお送りして います。メールが使える方は、下記の事務局アドレスへご意見(形式自由)をお 送りください。メールを使われない方はFAX,ハガキなどでご意見をお送り下さい。 そうでない会員へも、郵送でお送りしますが、少し時間がかかりますので、もし まわりにMail newsを受け取っていない会員がいるのをご存じでしたら、このこ とについてお知らせください。  ご意見は9月中にお寄せください。それをもとに運営委員会で(可能であれば、 会費値上げを含んだ)学会会計に関わる改革案を作成し、10月に開催される総会 に諮りたいと思います。  いままで大きな問題もなくのんびりやってきた動物行動学会ですが、今回の問 題は、私たちの学会の性格と、会員の皆さんの直接の利害に関わる重要なテーマ です。ぜひ積極的にご意見をいただき、総会でも活発な議論をお願いしたいと思 います。 日本動物行動学会会長 上田恵介 意見送付先:日本動物行動学会事務局 <(Web公開用に省略)> ************************************************************* ****** end of Japan Ethological Society MailNews (48) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)