行動学会 MailNews (266) December 16 2018 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 ******************************************************************           CONTENTS * 第37回日本動物行動学会総会報告 ****************************************************************** * 第37回日本動物行動学会総会報告 第37回日本動物行動学会総会報告 於京都大学理学研究科6号館401号室 2018年9月29日15:30-16:40 会長挨拶(中嶋康裕 会長) 大会実行委員長 挨拶(森哲 大会実行委員長) 議長:沼田英治 大会実行委員 報告事項 1. 日本動物行動学会賞・日高賞選考員会報告(中嶋会長) 慎重な選考の結果、行動学会賞の区分(1)「動物の行動に関する新たな現象の 発見」は堀田 崇氏,区分(2)「動物の行動に関する新たな理論の構築あるい は既存の理論の発展」は安井 行雄氏を受賞候補者とした。両名の受賞は運営委 員会メール会議で承認された。日高賞は応募 がなかった。 2. 編集事務報告 ・Journal of Ethology 論文賞選考報告(中田兼介編集委員 長) 2018年度のエディターズチョイス及びアワードの選考は秋に実施(表彰は2年分 を来年度の大会で)。2017年度のエディターズチョイス及びアワードは、 Editor\\\'s Choice 2017を6編採択し オープンアクセス権を付与するとともに,う ち1編を Editor\\\'s Choice Award 2017(第4回 Journal of Ethology 論文賞)と した。 2017年度の Journal of Ethology 論文賞は、Mika Kadoi, Kotaro Morimoto, Yasuoki Takami. Male mate choice in a sexually cannibalistic species: male escapes from hungry females in the praying mantid Tenoderaaagutpenns Journal of Ethology, Volume 35, pp 177-185. が受賞し た。 科研費国際出版助成に採択された旨が報告された。 ビデオ論文のオープンアクセス化支援を通じた動物行動研究の学術・社会的イン パクトの 向上(380万円/年,2018-2022 の5年間) 3. 2019-2020年度選挙結果報告(事務局柴田淳也) 次期会長および次期運営委員についての選挙結果が報告された。 次期会長:辻和希 運営委員:中田兼介、宮竹貴久、坂井陽一、エ藤慎一、安房田智司、小汐千春、 竹垣毅、 小田亮、相馬雅代、松浦健二(敬称略) 4. 新旧会長挨拶(中嶋会長、辻新会長) 中嶋康裕現会長より,会長4年間のスピーチを頂くとともに,辻和希新会長より 今後の抱負・ 目標などをお話し頂いた。また,次期運営委員の互選により,次 期副会長としてエ藤慎一氏 が,事務局長として小田亮氏が,会計監査委員とし て武山智博氏と土畑重人氏が選ばれたこと が報告された。 5. 運営委員会報告(エ藤副会長) 1 )学会賞改善案の進行状況について  選考委員会の参考情報として過去の選考プロセスについての情報ならびにこれ までのWG における議論を申し送り事項としてとりまとめ、その上で過去の選考 委員(受賞者と誤って発言)をメンバーに含めた新WGの発足検討を進めることと した 2) 動物行動学事典(丸善)の現状と今後の方針について  次期執行部と新運営委員会に、事典の出版執筆作業を学会として進めるかどう かの判断 を委ね、その結論を中嶋会長が丸善に伝える予定 6. 次期大会について(幸田正典大阪大会実行委員長) 第38回大会は大阪市立大学で 2019/11/22〜11/24 の 3日間の予定。 7.その他 特に質疑なし 審議事項 8. 2017年度会計決算案(事務局柴田) 9. 会計監査報告(都丸雅敏会計監査委員) 2017年度の決算案および会計監査報告が行われ,決算案が承認された。 10.2019年度会計予算案(事務局柴田、中田編集委員長) 2019年度の予算案について説明が行われた。 2019年度より,Journal of Ethologyへの投稿促進を目的に,ページ超過代金を 無料化する編集委員会案の説明がなされ,承認された。 また,2018年より採択された科研費出版助成金において計上された新たな試みで ある,ビデオ論文オープンアクセスにおける論文紹介動画作成に関する新たな支 出について説明がなされ,承認された。 その他,2019年度からシュプリンガーとのJournal of Ethology出版契約内容が 変更予定であることの説明の後,2019年度の予算案が承認された。 以上(事務局まとめ) ****** end of Japan Ethological Society MailNews (266) **********