行動学会 MailNews (242) September 13 2017 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 ******************************************************************           CONTENTS * 共創言語進化 立ち上げ討論会・公募説明会 * Behaviour 2017 参加報告 (2) ****************************************************************** * 共創言語進化 立ち上げ討論会・公募説明会 関係各位, 本年度採択されました文科省新学術領域研究「共創言語進化」の 領域立ち上げ討論会兼公募研究説明会を以下のように開催します. 皆さま奮ってご参加下さい.なお,本案内をご興味をお持ちいただける方面に転 送いただけますと幸いです.本領域のHPは、http://evolinguistics.net/ です。 ・京都地区説明会 日時 9月19日(火)14:00-17:30 場所 京都大学 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟 地下大講義室   https://www.h.kyoto-u.ac.jp/access/#02 ・東京地区説明会 日時 9月24日(日)14:00-17:30 場所 東京大学 駒場 I キャンパス KOMCEE West K001講義室   http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_55_j.html ・プログラム(両日とも) 14:00-17:00 領域立ち上げ討論会兼公募研究説明会 17:00-17:30 公募研究個別相談会 領域の概要については本領域のHP、http://evolinguistics.net/ をご覧下さい。 公募説明会のお報せについては、http://evolinguistics.net/wp/wp-content/uploads/2017/08/464df32bfefe299cb40c35dfb790f6eb_2.pdf に、より詳しい説明があります。 よろしくお願いします. 連絡先:橋本敬(北陸先端科学技術大学院大学) \\\"HASHIMOTO, Takashi\\\" <(Web公開用に省略)> 領域代表:岡ノ谷一夫(東京大) ****************************************************************** * Behaviour 2017 参加報告 (2) 水元 惟暁 (京都大学 農学研究科) 2017年7月30日から8月4日にかけて、ポルトガル・エストリルにて開催された Behaviour 2017に参加しました。以下はその参加報告です。 ・学会中の生活 ポルトガルといえば避寒地というイメージがあったので、まるで熱帯にいくかの ような気分で荷造りをしましたが、ついてみると意外と寒くて驚きました。つい てから気づいたのですが、緯度的には仙台よりも北でした。会場付近を散策して みると、虫が全然見当たらないことが印象的でした。30日はWelcome Reception とLectureのみで、31日から本格的に学会が始まりました。朝にレクチャーがあ り、その後は口頭発表やシンポジウムが8部屋で並行して行われ、間にポスター 発表が行われるという流れで進められました。ポルトガルは日が沈むのが遅く、 21時頃まで明るかったことと、ワインがとても安くておいしかったことが相まっ て、様々な方と連日遅くまで議論することができ、大変楽しめました。パスタよ りも米料理のほうがおいしかったことが意外でした。 ・参加したことによる成果 私自身は、7月31日の Spatial Behaviour, Navigation and Migrationというセ ッションにおいて、Sex difference in movement patterns can enhance mating encounters というタイトルで発表しました。少し緊張しましたが、事前に練習 もしていたのでうまく発表出来たと思います。発表が初日であることのメリット としては、講演を聞いてくれた方とその後の交流がしやすいことがある一方で、 デメリットとして、学会参加中に出会った方への宣伝がしにくいことがあると思 います。今回はそのデメリットを解消するために、事前にプログラムを確認した うえで、様々な研究者にメールで先に宣伝するという戦術をとりました。その甲 斐あって、質疑応答の際には Hanna Kokko 博士から直接コメントをもらうこと ができ、その後大変参考になる話を聞くことが出来ました。また、時間の都合上 自身の発表に来られなかった方にも、時間をとってもらい、直接説明することも 出来ました。戦術がうまくいきました。 また、国際学会に来ている他の日本人との交流もとても意義深いものでした。例 えば普段国内の学会では話すことのない方や、別の学会に所属している方で、近 い興味を持って活動している人と知り合いになれることは、国際学会の一つの良 い側面だと思います。今回は特に、合同大会の行動2017もすぐ後に控えていたた め、日本動物心理学会などの他学会で活動されている人と先に知り合えたことは、 大きな収穫でした。更に、海外で活躍している日本人との交流も、自身の今後の 研究生活にとってのとても良い刺激となりました。 ・今後の展望 今回、海外で研究を行う同世代の研究者たちと、内容だけでなく、研究生活を行 う上での様々な悩みを話したり、将来の希望なども話せたりしました。また様々 な方から多くの助言も頂きました。次回も、互いに国際学会という場で再会し、 研究の進展を話すことが出来るよう、今後も精進していきたいと思います。 ****** end of Japan Ethological Society MailNews (242) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)