行動学会 MailNews (212) January 6 2017 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 ******************************************************************           CONTENTS * 第35回 日本動物行動学会 総会報告 ****************************************************************** * 第35回 日本動物行動学会 総会報告 於 新潟大学 五十嵐キャンパス 2016年11月12日 15:30-16:30 会長挨拶(中嶋会長) 大会会長挨拶(永田実行委員長) 議長:永田実行委員長 報告事項 1.日本動物行動学会賞・日高賞選考報告(中嶋会長) 行動学会賞の区分(1)「動物の行動に関する新たな現象の発見」に5名の応募があ り,慎重な選考の結果,松本有記雄氏を受賞候補者とした。また,日高賞には1 名の応募があり,慎重な審査の結果,宮竹貴久氏を受賞候補者とした。両名の受 賞は運営委員会メール会議で承認された。 2.編集事務報告・Journal of Ethology論文賞選考報告(安井編集委員長) Editor\\\'s ChoiceおよびEditor\\\'s Choice Awardの効果で,日本人からの投稿数が 顕著に増加し,全体的に投稿論文数は安定している。 また,誌上ディベートや,招待レビュー,書評掲載などの新しい試みを行った。 来年度から中田新編集長のもと,外国人副編集長を含む新たな編集体制がスター トする。 Editor\\\'s Choice 2016を6編採択しオープンアクセス権を付与するとともに,う ち1編をEditor\\\'s Choice Award 2016(第3回Journal of Ethology論文賞)とし た。 3.2017-2018年度選挙結果について(中嶋会長) 次期会長および次期運営委員についての選挙結果が報告された。また,次期副会 長として,次期運営委員の互選により,工藤慎一氏が選ばれた。 4.運営委員会報告(小汐副会長) 1) 科研費(国際情報発信強化)の中間評価について(坂井事務局長) 中間評価はAであり,次年度も全額(350万円)交付されることとなった。 引用件数の増加に関していまだ変化がみられないため,今後,インパクトファク ターを上昇させるような工夫が必要との評価意見や,J-STAGEを利用した完全 オープンアクセス化の検討を期待したいとのコメントがあった。 2) オープンアクセスについて 平成29年度まで科研費(国際情報発信強化)が継続すること,および,来年度の オープンアクセス論文数については編集委員会で検討することとなった。 3) 行動学事典について 編纂の体制については現在検討中である。次期会長・副会長・事務局長を中心と する次期体制で話を進めていくこととなった。 4) 2017年・2018年度会計監査員について 2015年・2016年度に引き続き,都丸雅敏氏(京都工芸繊維大学)と武山智博氏 (岡山理科大学)に引き受けて頂くこととなった。 5) 国外会員の年会費の見直し案について 現行(クレジットカード払いの場合):海外一般会員8,000円(10,800円),海 外学生会員6,000円(8,800円)   ※( )内は冊子体希望者の場合 運営委員会で議論した結果,国内会員と同額で良いのではないかということにな り,総会に改定案を提出して審議することとなった。 なお,送金手数料その他の手数料をどう上乗せするかについては,今後運営委員 会で話し合って決める。 5.次期大会について(長谷川寿一委員) 動物行動学会・動物心理学会・応用動物行動学会・家畜管理学会・行動神経内分 泌研究会による合同大会となる。 日程:2017年8月30日(水)〜9月1日(金) 場所:東京大学駒場キャンパス 各学会から大会長を出すことになり,動物行動学会からは岡ノ谷一夫氏(東京大 学),動物心理学会からは長谷川寿一氏(東京大学)が大会長となることが決ま った。 また,行動学会から佐藤綾氏(群馬大学)が幹事会に出席してもらっている。 6.その他 2017年・2018年度も,引き続き坂井陽一事務局長のもと,広島大学で事務局を引 き受けて頂ける旨が報告された。 審議事項 7.2015年度会計決算案(坂井事務局長) 8.会計監査報告(都丸監査委員) 2015年度の決算案および会計監査報告が行われ,決算案が承認された。 9.国外会員の年会費の見直しについて 運営委員会から提案された改定案を承認した 2017年度から(クレジットカード払いの場合) 海外一般会員 5,000円(7,800円) 海外学生会員 3,000円(5,800円)      ※( )内は冊子体希望者の場合 9.2017年度会計予算案 2017年度の予算案についても説明が行われた。 2017年度の予算案に,合同大会開催補助金として300,000円を計上するが,これ は予備的措置であり,使わない可能性もある旨が説明された。 会費収入についてもいくつか補足説明があった。まず,旧年度会費については, 過去の実績をもとに計算してあるが,今年から1年滞納したら退会という新方式 になったので旧年度会費については少なくなる可能性がある。また,会費収入の 計算に用いた海外会員の会費は変更前のままであるが,これは予算案作成時には 総会で承認されるかどうか未定であったためであり,会費変更により海外からの 新入会員が増加すれば金額全体は変わらなくなる可能性もあるとの説明があった。 以上の説明の後,2017年度の予算案が承認された。 (文責 小汐) ****** end of Japan Ethological Society MailNews (212) **********