行動学会 MailNews (201) August 30 2016 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 ******************************************************************           CONTENTS * 大会講演申込み締め切りは31日 * 新刊「バイオロギング2」出版のお知らせ ****************************************************************** * 大会講演申込み締め切りは31日 本年度の日本動物行動学会第35回大会は、来る11月11日(金)〜11月13日(日)に 新潟大学五十嵐キャンパスで開催されます。大会講演申込み・自由集会開催申込み の締め切りは、8月31日(水)となっています。 行動学会大会での発表、ラウンドテーブル開催を予定されている方は、忘れずに申し 込みください。  詳細は、以下の大会ホームページをご覧ください.  http://ethology35.wix.com/niigata なお、発表のない方の事前申込み締め切りは、9月末となっています。 ****************************************************************** * 新刊「バイオロギング2」出版のお知らせ 日本動物行動学会員の皆様 日本のバイオロギング研究者の成果を集めて作られた書籍「バイオロギング2──動 物たちの知られざる世界を探る」が出版されました。魚類、鳥類、哺乳類、爬虫類、 と様々な動物を対象とした行動研究が紹介されていますので、ぜひ一度ご覧ください。 ■■出版社からの紹介 「バイオロギング(bio-logging)」は、鳥や魚、イルカやクジラ、ウミガメなどの 体に小型のセンサ、カメラなどを内蔵した記録計(データロガー)をとりつけて、動 物目線でその行動を記録し、その生態を解明する革命的な研究手法です。 本書は、同じく日本バイオロギング研究会の編著で、2009年に発行した「バイオロギ ング──最新科学で解明する動物生態学」の続編です。この7年で、データロガーの 高性能化と小型化が飛躍的にすすみました。バイオロギングの手法をとおして、これ までの定説や常識をくつがえす新発見がなされ、ぞくぞくと発表されています。 本書では、51人の気鋭の執筆陣が、バイオロギング研究の醍醐味とその成果を鮮やか な写真やイラスト、グラフなどの図解をとおして、わかりやすく解説しています。世 界各地の海、山、川、氷上など、過酷なフィールドで動物たちを追いかける若手研究 者たちの奮闘ぶりも紹介しています。ぜひ ご一読ください。 (関連するML等への転送も歓迎いたします。) -------------------------- ●以下のURLで、目次などの情報をご確認いただけます。 ※本メールの末尾にも目次があります バイオロギング2──動物たちの知られざる世界を探る 〈http://www.kyoto-info.com/kyoto/books/wakuscience/biologging2.html〉 ■書誌情報 【書名】バイオロギング2──動物たちの知られざる世界を探る 【編著】日本バイオロギング研究会 【判型】A5判 224ページ 並製本 ソフトカバー 【ISBN】978-4-903473-55-0 【価格】本体2,200円+税 【発行】京都通信社 ■割引購入 このメールをご覧になって、ご注文いただいた方には、 定価の5%割引で販売いたします。 定価 2,376円→割引価格 2,257円(いずれも税込) 購入をご希望の方は、以下のページからご注文ください。 京都通信社の本 書籍一覧 〈http://www.kyoto-info.com/kyoto/books/〉 ※ご注文フォームの「連絡事項」欄に 「◯◯◯のメーリングリストで知りました」とお書きください。 ■お支払い方法 代金は後払いです。お支払いは郵便振替のみとなります。 ご注文いただくと、本に同封して専用の郵便振替の用紙をお送りいたします。 ※振り込み手数料は出版社負担 ■配送料金 全商品「送料無料」で発送いたします。 ■商品の到着について ご注文いただいてから3日以内に冊子小包郵便として発送を完了いたします。 発送と同時に「発送完了のメール」を送らせていただきます。 ************ 『バイオロギング2』目次 第1章 バイオロギングへのいざない 1-01 いまいるところから飛び出そう! 1-02 本書で紹介する動物たちとその調査地 1-03 バイオロギングを楽しむ極意 第2章 魚類 2-01 深海魚とはいえなかったキアンコウ 2-02 空を飛ぶ魚の力と技をデータで解明する-トビウオの飛翔行動の計測に初めて成 功 2-03 ジャイロセンサ搭載の最新データロガーが捉えた魚の高速ターン ・ 2-04 前後自在に体をくねり、仕掛けた餌を盗み食うアナゴ 2-05 マグロの学校はパヤオの下──キハダ幼魚の群れ行動 2-06 メバチはどれだけ深く潜ることができるのか──日本近海のメバチの鉛直行動 とその理由 2-07 潜るクロマグロと潜らないシイラはどう違う 2-08 バイオロギングが暴いた産卵期のヒラメの生態 2-09 世界一大きなフグは世界一長い動物を食べる──マンボウの主食はクダクラゲ だった 2-10 大型捕食魚から稚魚を護りたい──隠れ家をつくれば食べられない 2-11 サクラマスは魚道遡上のスペシャリスト!? 2-12 ビワマスが2種類の行動パターンをとるわけ 第3章 鳥類 3-01 オオミズナギドリの漂流から海流を再現する 3-02 優雅に見えて、じつは重労働の日々──オオミズナギドリのエネルギー消費量 3-03 汚染物質の源を求めて海鳥をトラッキングする──環境科学研究の一翼をもに なうバイオロギング 3-04 海鳥の渡り行動とその個体差 3-05 子育てにみるハシブトウミガラスの献身的な愛 3-06 いかに楽に餌を確保するかに智恵を絞るウミネコ 3-07 アホウドリの省エネ飛行法 3-08 シャチを追いかけるアホウドリ 3-09 過酷な旅には、休憩が必要 3-10 「ペンギンビデオ」が明らかにした真実 第4章 哺乳類 4-01 音の数からイルカの個体数を推定する 4-02 鳴き声でイルカの種類を推定できれば 4-03 気のあう相手を同伴するスナメリ──ヨウスコウスナメリの社会性を探る 4-04 餌を食べる音から摂餌行動を特定する 4-05 ジュゴンの上手な逃がし方 4-06 なぜ仲間たちとともに潜るのか──体を触りあうヒレナガゴンドウたち 4-07 オットセイは記憶力で採餌行動を決める 4-08 太ったほうが得──浮力変化は、アザラシの遊泳コストと採餌行動に影響をお よぼす 4-09 子ヒツジはメエ〜と鳴きながら母ヒツジを追う 4-10 コウモリの賢い超音波の使い方 第5章 ウミガメ 5-01 ウミガメは世界一の低燃費ダイバー 5-02 クラゲをつまみ食いするアカウミガメ──遊泳中は視覚に頼って餌を探す 5-03 アオウミガメの産卵は大仕事 コラム ただいま奮闘中 1 石垣島の船頭さんのぜいたくなお刺身 2 生きたヒラメの体内情報を取り出す──必要なデータを取得してからデータロガー を装着する 3 熱帯の雨季はどしゃ降り 4 流れ藻を、バイオロギングで追いかける──漂流物に集まる生きものたち 5 新潟県粟島のオオミズナギドリの未来 6 バイオロギングは「待つ」学問? 7 今は昔、アナログデータロガーがあった──データが「巻物」だった時代 8 はじめてのタギング 9 野心的なプロジェクトは準備万端、データはゼロ 10 ひたすらアザラシのヒゲを抜く日々 11 非日常のなかの日常 住めば都の無人島生活 12 海洋生物の楽園での大捕物! ************ \\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\' 塩見こずえ 国立極地研究所 生物圏研究グループ Email: (Web公開用に省略)  Tel: 042-512-0742 (内線7742) 〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 国立極地研究所(5階 C520A) \\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\'\\\' ****** end of Japan Ethological Society MailNews (201) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)