行動学会 MailNews (185) January 14 2016 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 *************************************************************           CONTENTS * 第34回 日本動物行動学会 総会報告 ************************************************************* 第34回 日本動物行動学会 総会報告 於 東京海洋大学 品川キャンパス 2015年11月21日15:30-17:00 会長挨拶(中嶋会長) 大会会長挨拶(須之部実行委員長) 議長 須之部実行委員長  報告事項 1.日本動物行動学会賞・日高賞選考報告(永田選考委員長) 区分1の「動物の行動に関する新たな現象の発見」に関して,慎重な選考の結果,植 松圭吾氏の「昆虫社会における「おばあさん効果」の実証」を日本動物行動学会賞候 補として運営委員会に推薦し承認された。 今年度は日高賞については応募がなかった。 2.編集事務報告・Journal of Ethology論文賞選考報告(安井編集委員長) 科研費「国際情報発信強化」助成によるEditor's Choice 2015を6編採択しオープン アクセス権を付与するとともに,うち1編をEditor's Choice Award 2015(第二回 Journal of Ethology論文賞)とした。 科研費や超過ページ料金徴収などにより学会財政の黒字化に貢献した。 論文投稿数・インパクトファクター・冊子体ページ数とも回復傾向にある。 日本人の受理率は決して低くはなく,無料の英文校閲など研究者に親切なシステムも 充実しているので若い人たちもどんどん投稿してほしい。 3.運営委員会報告(小汐副会長) 2017年合同大会開催について 2011年の合同大会(Animal2011)と同じく,動物行動学会・動物心理学会・応用動物行 動学会・家畜管理学会の4学会合同大会を開催してはどうかという案について,岡ノ 谷一夫氏から丁寧な説明が行われた。 前回は初めてということもあって寄せ集め感がいなめなかったが,結果的には勉強に なったといった意見などが複数あり,議論の末,運営委員会で前向きに取り組むこと を了承した。 今回はもっと有意義なものにするべく行動学会でもWGを作るなどして主体的に関わっ ていく,行動学会の色を出す,学会間の視点の違いなどを生かす企画を考える,若手 の活躍の場となるようにしたいなどの意見が出た。 「動物行動学事典」編纂について 丸善から動物行動学会編で「動物行動学事典」を出版するという企画が提案され,こ れについて中嶋会長から説明があった。 運営委員会での議論では,編集等の過程は非常に大変だが受ける意義もあるというこ とで,受けることを了承した。 今後,中嶋会長・小汐副会長・坂井事務局長が編集準備委員となって編集体制などを 議論し,運営委員会で検討することとなった。 学会HP上での情報公開について これまでの過去の記録で公開して差し支えないものを順次HP上で公開していくことを 了承。 昔紙媒体としてあったニューズレターには掲載されていたが,今は会員全員に渡って いない情報(会計報告や運営委員会報告・総会報告など)についても会員のみ閲覧で きる形も含めて今後検討することとなった。 審議事項 5.2014年度決算案(坂井事務局長) 6.会計監査報告(都丸監査委員) 2014年度の決算案および会計監査報告が行われ,決算案が承認された。 ※なお,会場から会費の納入率が低いが(特に学生会員),会費を納入していない場 合のペナルティはあるのかという質問があり,土倉事務所がそのような場合はジャー ナルの閲覧などを止めていること,また,本大会では主発表者が会員であるかや会費 を納入しているか厳密にチェックした旨の報告があった。 7.2016年度予算案(坂井事務局長) 2016年度の予算案についても説明が行われ承認された。 ※ここでも会場から納入率を上げるための方策がないのかなどの議論が出た。 次期大会案内 9.次期大会について 永田尚志氏から,来年は新潟大学五十嵐キャンパスで11/11(金)-11/13(日)に開 催されることが報告された。 小汐千春(文責) ****** end of Japan Ethological Society MailNews (185) **********