行動学会 MailNews (155) July 31 2014 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 *************************************************************           CONTENTS ・統計思考力育成ワークショップ「方向データの統計モデリングと応用事例」 ************************************************************* 統計思考力育成ワークショップ「方向データの統計モデリングと応用事例」 場所:東京理科大学 森戸記念館 第2フォーラム 飯田橋駅から徒歩5分くらい http://www.tus.ac.jp/tlo/new/pdf/event_20121030_map.pdf 日時:2014年 8月26 (火) - 27 (水) ?10:00〜17:00 空間データには方向という情報が伴います。くるっと回ると元に戻る (0 = 360) わけですが、これが意外なほどデータ解析を鬱陶しいものにし、苦い体験を持つ 人は少なくないはずです。単純なはなし、(0, 180) というデータの平均は90で いいのでしょうか。(0, 358) の平均は足して2で割った179でなく359のはずで す。 くるっと回るという点で、時刻や週、月などの時間データも、同じ問題を含みま す。 このワークショップでは、方向統計を活用した研究事例をいろいろな分野(今回 は大半が生物系)から紹介しつつ、どんなデータと目的に方向統計学がどういう 成果をもたらすか、具体的データと事例をもとに、統計数理の研究者と議論を交 わすことを中心に据えます。冒頭と、必要に応じて、方向統計に関する解説講義 も混ぜます。 統計数理研究所統計思考院では、統計思考力育成事業を展開しています。本ワー クショップは、方向を伴うデータから何がわかるかを考える力を養う場です(誤 解のないよう明記しておきますが、「学術誌に受理されやすい統計検定を教える 場」ではありません)。 当日飛び込みでの研究相談も受け付けます。研究課題とデータに関する簡単な説 明スライドなどをご用意ください。 生物系に限らず、多様な分野の方の参加を期待します。参加費不要、事前申し込 みも必要ないですが、なるべく事前に参加の旨を(Web公開用に省略)へ送ってく ださい。 暫定プログラム(確定版は後日(8月20日頃)送付します) 8月26日  10:00-12:00 方向統計学モデリングに必要な統計の基礎 (確率分布、尤度、AIC などの知識のある人は午後からの参加で十分です). ?島谷健一郎 (統計数理研究 所) 13:00-15:00 方向統計学入門. 清水邦夫(統数研統計思考院特命教授) 16:00- 応用事例1.(動物や粒子の移動軌跡、流体や動物の群れなどベクトル場 データ、など) 懇親会 8月27日(水) 9:30-10:30 応用事例と同時並行で進む方向統計学の先端研究(軸対称データや 非対称データへの対応、円柱や球面上の確率分布を要するデータとその解析、な ど) 10:30-12:00 応用事例2(細胞内の物質の流れ、樹木が枝を広げる方向、潜水動 物の3次元軌跡、等々) 13:00- 飛び込み研究相談 コメンテータ:加藤昇吾(統数研)、阿部俊弘(東京理科大) 問い合わせ:島谷健一郎 (統計数理研究所)(Web公開用に省略), 050-5533- 8590 ??????????阿部俊弘(東京理科大) ?(Web公開用に省略) ****** end of Japan Ethological Society MailNews (155) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)