行動学会 MailNews (102) 14 Aug 2011 行動学会 MailNews は日本動物行動学会の会員向けに不定期に発行されるメール マガジンです。 *************************************************************          CONTENTS ・学会財政に関する会長メッセージ ************************************************************* ・学会財政に関する会長メッセージ 学会財政に関する提案  昨年・一昨年の総会で指摘されているように、当学会の財政は、単一年度で見ると 支出が収入よりも多い、単年度赤字になっており、繰越金でこの赤字を埋めること で、ようやく成り立っています。繰越金を使いきれば学会財政は破たんします。こ のまま推移すると、最悪の場合には3年程度で繰越金を使いきると予想されていま す。急いで対応する必要があります そこで、この9月に予定されている大会の際の総会に、この赤字を解消する対策を提 案します。提案の内容は、学会にとって重要な問題であるとともに、会員の受ける サービスに大きくかかわるものでもありますので、ここに、運営委員会の議を経て、 事前に会員のみなさんにお知らせするものです。ご意見やご質問をいただきたいと思 います。なお、対策の内容はSpringer社とも折衝した結果を踏まえたものです。 ご意見やご質問は、専用の電子メールアドレス(Web公開用に省略)まで お願いします。また、学会事務局あてに郵便やfaxでいただくことも可能です。 [赤字の要因と現状] 出版助成金の採択などにより変動はあるが、単年度で100万円から250万円程度の赤字 となっている。繰越金は約700万円で、このまま推移してしまうと、3年で財政が破た んする可能性がある。学会の支出の多くをJournal of Ethologyの出版にかかる費 用が占めており、この費用を見直す必要がある。 [対策の考え方] 学会費の金額自体は据え置く。出版助成金が採択されない場合でもJournal of Eth ology発行を継続できる財政状況にもっていく。具体的には3つの方法で赤字を縮小 する:可能な限りJournal of Ethology出版にかかる費用を圧縮する。Journal of Ethology冊子体を別料金とし、冊子体受け取りを希望する会員には通常の会費に 加えて印刷と発送にかかわる実費を払ってもらう。Journal of Ethologyへの論文 掲載にあたって超過ページ代を徴収する。 [対策の内容] (1)Journal of Ethologyへの論文掲載の超過ページ代を徴収すること(掲載され た論文のページ数が規定のページ数を越えたときに料金を著者が払う)、Journal of Ethology編集費を削減すること、Springerとの出版契約の見直しにより、赤字を約 125万円縮小する。 (2)Journal of Ethology冊子体を受け取ることを希望する会員には別料金を払っ てもらうことにより、赤字を約125万円縮小する。冊子体を受け取ることを希望する会 員は、会費に加えて別料金(1年あたり[3号]で、送料を含めて2760円と試算してい る)も払う。 冊子体を希望せずJournal of Ethologyを電子ジャーナルで受け取る会員はこれまで と会費は変わらないが、冊子体を希望する会員にとっては実質的な会費値上げ(試算で は2760円増)になる。 この、大きく分けて2つの措置により、赤字を約250万円小さくすることができる。 2011年7月31日 日本動物行動学会会長 粕谷英一 ****** end of Japan Ethological Society MailNews (102) ********** 連絡先メールアドレス等はWeb公開用に省略しています。 お知りになりたい方は京都女子大学中田兼介まで(中田のメールアドレスはトップページにあります)