日本動物行動学会は1982年に、日高敏隆京都大学理学部教授(当時)を初代会長として設立されました。ノーベル賞を受賞したローレンツやティンバーゲンが発展させたエソロジーの伝統を踏まえつつ、行動生態学、生理学、動物社会学、心理学、遺伝学、進化学、数理生物学など、動物の行動に関するあらゆる分野に開かれた学会です。対象となる「動物」も、虫、鳥、魚や、ヒトを含む哺乳類はもちろんのこと、パソコンにすむ人工生命まで含まれます。学会大会を年1回開催しています。工夫をこらしたポスター発表を中心に、口頭発表、ビデオ発表、ラウンドテーブル、シンポジウムなどで、活発な討論が繰り広げられています。学会誌(英文学術雑誌)として、『Journal of Ethology』を年3回発行しています。この学会誌は2000年からはSpringer-Verlag社から出版されることになりましたが、編集はこれまで通り学会の編集委員会が行ないます。このほか、会員への通信として『Mailnews』を随時発行しています。世界のトップレベルの研究を推進していますが、若い会員が多く、動物の行動に興味のある方なら誰でも楽しめる、格式張らない学会です。
学会誌 Journal of Ethology では
エディターズチョイス論文の紹介ビデオを作っています。
News
- 行動生物学研究会 第56回オンライン講演会 「「からだ」の自在化から「こころ」の自在化へ」
動物行動学会の皆様
行動生物学研究会の西海と申します。
1月の講演についてご案内差し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。—行動生物学研究会 第56回オンライン講演会—
日時:2026年1月19日(月) 16:00-17:00
演者:稲見 昌彦(東京大学先端科学技術研究センター・教授)
「「からだ」の自在化から「こころ」の自在化へ」
場所:zoomによるオンライン配信(質問可)
研究交流会:開催せず
参加費:無料講演要旨:
現在我々はSociety4.0とも位置付けられる情報化社会に生きている。そして情報化とは脱物質化・脱身体化とも換言できる。情報化により様々なサービスやビジネスが生まれた。今回のコロナ禍であっても、大学や企業において講義や会議を辛うじて行うことができたのも情報化の貢献といえる。しかしながら、現状の遠隔会議システムをはじめとする情報ツールを介したコミュニケーションにおける身体性の喪失により、諸問題が顕在化しつつある。
テレイグジスタンス技術やアバター技術、触覚技術などは情報化社会に身体性を取り戻す、いわばポスト身体社会を目指した試みともとらえることができる。本講義ではポスト身体社会にける多様な身体性を扱うための研究「自在化身体」について紹介するとともに、Society5.0における「こころ」と「からだ」の新たな関係を展望する。参加方法:以下の登録フォームから登録を行ってください。
https://forms.gle/tYDd4AKFtMgNpFex9
※一度登録すれば、以後の講演会の案内も届く設定です。お問い合わせ先:
・参加登録やzoom接続に関して
E-mail : behavioral.biology.official@gmail.com・運営に関して
西海 望 (にしうみ のぞみ)
行動生物学研究会代表
〒950-2102 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050
新潟大学 創生学部/大学院自然科学研究科
Tel: 025-262-7684
E-mail : nishiumi@create.niigata-u.ac.jp
: n.oz.o@hotmail.co.jp・公式サイト
https://sites.google.com/view/behavioral-biology/home - 第42回国際生物学賞の推薦受付開始
第42回国際生物学賞受賞候補者の推薦が受付開始されましたので、ご案内いたします。
国際生物学賞は、昭和天皇の御在位60年と長年にわたる生物学の御研究を記念するとともに、本賞の発展に寄与されている上皇陛下の長年にわたる魚類分類学(ハゼ類)の御研究を併せて記念し、生物学の奨励を目的とした賞です。本賞は、毎年生物学の授賞分野を選定の上、世界各国から寄せられた推薦の中から、当該分野の研究において優れた業績を挙げ、世界の学術の進歩に大きな貢献をした研究者1名を選考し、授賞しています。推薦方法の詳細は以下の通りです。
<第42回国際生物学賞>
対象分野:「共生(種間相互作用)の生物学(Biology of Symbiosis [interspecific interactions])」
締め切り:2026年3月2日(月)23:59 (日本時間)推薦方法:
日本学術振興会ウェブサイトにアクセスし、
電子推薦受付フォーム(“NOMINATION FORM”)に必要事項を英語でご記入の上、
同サイトにあるフォームから作成した候補者の研究業績“Nominee Achievement Form”をアップロードし、
提出を完了させてください。本賞の概要は、以下のウェブページにも掲載しています。
https://www.jsps.go.jp/j-biol/index.html - 書評掲載について
日本動物行動学会では会員向けMailNewsおよび学会サイトにおいて学会員が執筆した書評の配信、掲載を受け付けています。
著者あるいは出版社の方で書評の執筆者を選定していただき、書評原稿を広報委員会(pr@ethology.jp)宛にメール添付でお送りください。
不明な点があれば広報委員会までお問い合わせください。どうぞよろしくお願いします。
- 2026年若手研究員海外渡航支援費の募集について
2025年12月13日
日本動物行動学会 会長 中田兼介【支援目的】
動物行動学分野で活躍している若手の研究者に対し、海外で開催される国際学会・会議に参加するための渡航費・参加費の一部を助成することで若手研究者の経済的負担の軽減を図る。日本の動物行動学の成果を国際的に周知するとともに、若手研究者の海外での研究者ネットワークづくりを支援することで、将来動物行動学と日本動物行動学会の発展に資する研究者を育成することを目指す。【支援対象者】
日本動物行動学会の会員(海外在住の会員も対象)であり、学会参加時に博士後期課程在学中の院生、もしくは博士号取得者で常勤職(テニュアトラックを含む)に就いていない者とする。特に研究費(競争的資金)が少なく、支援の必要な研究者を優先して支援する。【対象となる国際学会】
対象学会は特に指定しないが、行動学・行動生態学関連のInternational Ethological Congress (Behaviour)、もしくは、International Society for Behavioral Ecology Congress (ISBE)への参加予定者を優先する。また、発表数の多い大規模な大会への参加者を優先する。2026年は、国際学会の会期が2026年1月1日〜11月30日について支援する。【支援金額】
一人あたり上限30万円(航空券代、宿泊費、学会参加費、ビザの申請費用、海外旅行保険)を支給する。原則として年間2人を支援する。【支援者の義務】
渡航後に、航空券等の半券(もしくは搭乗証明書)と領収書、宿泊・参加費・ビザの申請・海外旅行保険の領収書の写し、学会で発表したことがわかる講演要旨の表紙と渡航者の名前がわかるプログラムページの写しを提出すること。学会終了後に領収書の提出を持って、支援金額を支援者の口座に振り込む(領収書がない場合は支給不可)。また大会記を兼ねた報告書を提出すること。報告書はMailNewsと学会HPで公開する。【申込書類(様式自由)】
履歴書(学歴、職歴、研究歴含む)、参加予定の学会と前回の参加人数(わかれば)、大会HP、開催日時と場所、発表タイトル、日本動物行動学会の会員歴、日本行動学会大会での発表歴(発表者名、発表タイトル、発表日時、ただし、共同発表者による発表の場合は除く)、過去3年間の競争的資金の有無(不採択の申請歴も含む。日本学術振興会への応募歴も含む。)【申込〆切】
2026年2月15日【申込先】
日本動物行動学会事務局あて電子ファイルで申し込んでください。
office.of.jet@gmail.com【選考結果】
運営委員会での選考が終わり次第(2026年2月末を予定)、結果をメールでお知らせします。〒558-8585
大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪公立大学大学院理学研究科
日本動物行動学会事務局
安房田智司
TEL 06-6605-2607 - 行動生物学研究会 第55回オンライン講演会
日本動物行動学会の皆様
行動生物学研究会の西海と申します。
12月の講演についてご案内差し上げます。
皆様のご参加をお待ちしております。—行動生物学研究会 第55回オンライン講演会—
日時:2025年12月18日(木) 16:00-17:00
演者:岩田 容子(東京大学大気海洋研究所・准教授)
「いかように生きるか?イカ類の代替繁殖戦術に伴う生活史戦略」
場所:zoomによるオンライン配信(質問可)
研究交流会:20:00-21:00
参加費:無料講演要旨:
多くの動物群において見られる顕著な雄の多型は、個体がとる代替繁殖戦術と密接に関係しています。各個体がどのような繁殖戦術をとるか、という意思決定には、個体の集団内における競争能力(status)や、個体群密度や実効性比に伴う繁殖機会をめぐる競争の激しさが強く影響します。沿岸性のヤリイカ類に見られる代替繁殖戦術は、戦術によって交接行動や精子の受け渡し場所、さらには受け渡された精子が雌の体内に貯精される状況や期間が全く異なるという珍しい特徴を持っています。本発表ではこれまでに行なってきたイカ類の特殊な繁殖様式に関する行動学的・形態学的研究と、季節的・地域的な実効性比の偏りが代替繁殖戦術の決定にどのように影響するのかという生態学的研究について紹介したいと思います。参加方法:登録フォームから登録を行ってください。
※一度登録すれば、以後の講演会の案内も届く設定です。お問い合わせ先:
・参加登録やzoom接続に関して
E-mail : behavioral.biology.official@gmail.com・運営に関して
西海 望 (にしうみ のぞみ)
行動生物学研究会代表
〒950-2102 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050
新潟大学 創生学部/大学院自然科学研究科
Tel: 025-262-7684
E-mail : nishiumi@create.niigata-u.ac.jp
: n.oz.o@hotmail.co.jp
- 行動生物学研究会 第56回オンライン講演会 「「からだ」の自在化から「こころ」の自在化へ」
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